医療保険とは?

医療保険とは

医療保険とは、病気やケガで入院や手術を受けた場合に、給付金が支払われる保険です。

医療保険は原則として、入院日数に応じた入院給付金が支払われますが、
健康診断や人間ドック、検査のための入院、出産のための入院などは保障の対象外となります。

医療保険には「免責日数」が設けられているものがあります。
免責日数というのは、所定の日数は入院しても給付金は支払わないというものです。

たとえば、免責日数が5日間と設定されていると、
6日以上継続して入院しないと入院給付金は支払われません。

しかし、「初期入院特約」といった特約を付けることにより、
免責日数分の入院給付金が受け取れるタイプのものもありますので、特約を検討してみましょう。


さて、医療保険は、「定期医療保険」と「終身医療保険」に分けることができます。
「定期医療保険」について
5年・10年といった短い期間だけ保障を受けられる保険です。
保険料は更新のたびに変更となりますが、「終身医療保険」と比較しますと、契約当初の保険料は割安となっています。
期間満了ごとに保険会社の定める期間まで更新が可能です。一定の期間、医療保険が必要な方向けの保険です。

ただし、定期医療保険は更新のたびに更新時の年齢の保険料が適用されるので、保険料が上がってしまうのがデメリットですね。
「終身医療保険」について
更新手続きの必要ない、一生涯の保障がうけられる保険です。
保険料は契約時から一定です。「定期医療保険」と比較しますと、契約当初の保険料は高くなりますが、
契約年齢や保険料の払込期間によっては総額が低くなることがあります。

高齢化社会を反映して、高齢者向けの「終身医療保険」はかなり充実してきています。
高齢になるとどうしても病気やケガをするリスクは増えてくるので、
健康に自信のない方は、できるだけ早い年齢から加入しておかれたほうがよいと思います。

医療保険の選び方

厚生労働省の統計によれば、医療技術の進歩にともなって入院の平均日数は年々減少しています。

その一方で、脳卒中のような脳血管疾患の場合の平均入院日数は長期に渡っており、心臓疾患になると手術費用が高額になるケースがあります。

そういった傾向に合わせた医療保険の種類に、日本人の3大死因といわれる「がん・急性心筋梗塞・脳卒中」に対応した「がん保険」や「三大疾病保障保険」があります。

「がん保険」や「三大疾病保障保険」では、保障対象を限定しているため保険料が安いというメリットがあります。

また、女性特有の病気に対して手厚い医療保障が受けられる「女性疾病特約付医療保険」
こちらは、女性特有の病気(乳がんや子宮がんなど)、その他約款所定の病気による入院や手術に対して、保障内容が充実しています。

医療保険は、病気やケガで入院や手術を受けた場合に給付金が支払われる保険ですが、病気にはほとんどかからないけど、職業柄ケガをすることが多いなどという人には「傷害保険」という選択肢もあります。

その他の医療保険としましては、病気やケガによる収入の減少を補うための「所得補償保険」など、人の不安の数だけ保険が存在するといっても過言ではありません。

医療保険の加入についての考え方にはいろいろあるかと思いますが、自分がかかる可能性が高いものや、かかった場合に費用負担が高くなりそうなものと考えると、 上記のような目的をしぼった医療保険に加入するのも、医療保険の選び方ではないでしょうか?